今日は東京 お茶の水にある、伊東佳美先生・山内茂先生のスタジオにお邪魔して、マッピングセミナーを受講しました。
「マッピング」というのは、すごく簡単に言うと、身体本来の「動く場所」や「動く経路」を知って、正しい使い方で身体を使おうということ。そのために、たくさんの回数に分けて骨格や筋肉について少しずつ勉強しています。
「動く場所?関節でしょ?自分の身体のことなんだから、誰でも知ってるでしょ?」と、最初は私も思っていました。でも、動く(曲がる)場所を間違えて思い込んでいたり、長年の癖で正しい経路で動かしていなかったり…は、誰にでもあることなのです。ピアノのレッスンでも「手首を上げて」というと、肘や肩から上がってしまう子がとても多いのです。肩や肘を上げた結果、手首も一緒に上がるので、気が付かずにいることが多いのです。
身体のどこかが痛かったり、いくら練習してもうまくいかなかったりするのは、マッピングを間違えていることが原因であることも多いのです。身体中にたくさんある関節の動きを自分が理解するだけでも大変なことですが、ほかの人の動きをみて改善すべきところをみつけること、それを正しく伝えることはもっともっと難しい。
まだまだ勉強半ばです。
写真は、骨格の模型に、筋肉に見立てた布を貼りつけているところ。
「あれ?この筋肉ってどこから始まってどこで終わるんだっけ?」とテキスト見ながら大騒ぎ。自分の身体のこと、本当に知らないなぁと痛感しました。
みんなが正しい身体の使い方で楽に上手に弾けるようになりますように!